なんだかしんどい会社を退職するまで

退職するまでの話 まだ退職できていません

上司のヒアリング

今日は上司と二人で飲みに行った。

お昼休みに上司に「今日飲みに行こうか、アレの件で」と言われ、まぁアレと言われたらアレしかないよなあと思いつつ、「わかりました」と答えた。

 

そんな日に限って、同期からご飯に誘われた。

しかも二人から。

先約があるんだ、と答えたら「誰かとご飯行くの?」と聞かれ、返答に困ってしまった。

私が仕事を辞めることは、ひとりの上司を除いては誰も知らない。だから私が「上司と飲みに行くんだ」と答えたら、そこでまた「何で上司と二人で飲みに行くの?」と聞かれるかもしれない。何でって、辞めることについての話し合いとか、そういうアレだよ。と言うこともできない。

だから私は「ひみつー」と意味ありげに答えてしまった。だってそれ以外に言えることって、ないだろうし。

 

同期はもしかしたら、私が何やらハッピーなお食事会に行ってると思っているかもしれない。

ハッピーなお食事会ってなんだ。

 

 

上司に何が食べたいか聞かれ、うんうんと考えてはいたが、上司の仕事が片付くまでに思いつくことはできなかった。

結局上司が何回か行ったことのあるいい感じのお店に連れて行ってもらい、飲みたいものと食べたいものを好きに頼んで、ある程度飲んである程度食べた後、会社をやめたい理由を聞かれた。

 

会社をやめたい理由については、ある程度箇条書きにしてまとめていた。

いつか聞かれた時にはっきり答えられるようにするためだった。

スマホのメモを見ながらやめたい理由について話していると、メモをしていること自体に上司が笑っていた。几帳面だと思われたらしい。

 

私のやめたい理由としては、ざっとこんな感じだ。

 

・業務内容が合わない

・社長、取締役との考えが合わない

・職場の人のノリに合わせられない

・人間関係

・ストレスによる体調不良

 

特に上3つが致命的。

4つ目の人間関係は、強いて言うなら、程度。

5つ目の体調不良に関しては、まぁ上が原因かなというところ。

 

まず一つ目の業務について。

これは昨日書いた通り、営業するのがドチャクソに向いていない。これはもう一番致命的で、一番辞める理由としての割合が大きい。

終わりのない営業活動ってマジでつらいよねぇ、と上司も言っていた。上の立場の人もそう思ってるんだと知って、少しビビった。

上司もつらいと思っているなら、そりゃぺーぺーの私もつらいよと。そりゃ辞めてえと思うよと。

でも上司辞めてないのすごい。というか同期もまだ誰も辞めたいオーラを出してないのすごい。そう考えると、自分の心の弱さにちょっと凹んでしまう。

 

 

二つ目の、社長や取締役の考えと合わない件について話すと、上司はまた「分かる……!」と言っていた。わかるんかい。

 

弊社の社長や取締役は、割と情熱的というかマインドを大事にしているとか、そういったところがある。

それ自体は悪いことではないのだろうけれど、なんだかどうにも、マインド至上主義のようなところがあるように見受けられる。

根性でくらいついていけば成績は残せるだとか、営業がうまくいかなかった時は必ず自分が悪いのだから自分をとにかく見直せだとか、なんというか、極論を言うタイプの人間なのだ。

 

そういうのがどうしても合わないです、そういう人の下で働きたくないですと言うと、上司は「たぶん会社の8割くらいの人は反社長派だよ」と言っていた。多い。

 

根性論みたいなものって、やっぱりどこか受け入れられ難いんだろうと思う。

実際に営業をする側の人間は根性だけじゃやっていけないのは分かっているし、自分の取り扱う商材が完璧ではないことも知っている。

なのに一番上がそんな考えだと、どうしたって疲弊してしまう。

だからやめたいわけなのだけれど、それにしても8割くらいの社内の人が反社長派なのには少し驚いた。なのにみんな頑張って勤めている……なぜ……えらすぎないか……?

 

3.4.5つ目についてはおいおいどこかで書くと思う。

4つ目は自分に関することではないから省くかもしれない。自分があまり関係ないことを書いたって仕方がない。

というか自分に関することじゃないのにしっかり傷付いてしっかりやめたくなっている自分も、だいぶ心が弱いのでは、と思うけれど。

 

 

上司は話をいろいろ聞いた上で、退職するにあたってしなければならないことや、最短だといつ頃辞められるかといったことを教えてくれた。

無駄に引き止めてこないあたり、分かってるなあという気持ちと、ありがたいなあという気持ちがあった。

引き止められる方が嬉しいという人もいるのだろうけれど、今の私にはスムーズにやめることを受け入れてくれる人の方が嬉しい。