月曜
月曜ってしんどい。
平日に働いている人はみんなそうかもしれないけれど、月曜ってつらい。
あまりにつらくて、業務も嫌いで、チームの同期が退勤したあとに上司に「元気?大丈夫?」と聞かれたのでウワーンと泣いた。元気でも大丈夫でもなかったので。
私は昔から涙もろい。それが嫌い。
ウワーンと泣きながら(実際声を上げて泣いてはいない、大人だから……というブレーキがなんとかかかってくれた)、彼氏に譲ってもらったハンカチで涙を拭いたり鼻水を拭いたりした。彼氏に譲ってもらったハンカチはお守りのようなもので、普段は使わないのだが、今日に限ってほかのハンカチを持っていくのを忘れてしまい、それを使うしかなかった。貰い物が涙と鼻水でびしゃびしゃになっていく様を見るのも、なんだかんだでつらかった。これに関しては100パーセント自分が悪い。
おいしいものを食べて元気出しな、ほんとうにつらかったら休んで彼氏のところにでも行きなと上司は言っていた。
でも麦チョコ以外食べる気にはなれないし、会社を休んで彼氏のところに行くなんて罪悪感で押しつぶされそうだなと思った。でも、美味しいものをしっかり食べて休んで彼氏のところに行ったら、間違いなく気は晴れるんだとも思う。あと、たぶんそのまま出社できなくなる。これは間違いない。
ちょっと思ったことがあるのだが、ほんとうにつらい、の「ほんとうに」とは何なんだろう。
どの程度つらかったら「ほんとう」で、どの程度だったら「ほんとうじゃない」なんだろう。よくわからない。
実際私は今つらい。けど、同期は同じことをしているのに平気そうだし、私だって今すぐ死んでしまいたい!というほどにつらいわけではない。だったらこのつらさって、ほんとうに、なんだろうか。
以前、人から「会社やめたいやめたいって言ってるけどまだやめてないよね。それってほんとうに辛くてやめたいってわけじゃないからじゃん?」と言われたことがある。
その日から「ほんとうに」とは何だろう、と思い続けている。
今日はなんだか、短くなってしまった。