なんだかしんどい会社を退職するまで

退職するまでの話 まだ退職できていません

会社、やめたいです

昨日の夜、初めて上司にLINEをした。

「会社をやめたいです」ということを伝えるためだった。

 

 

 

入ってまだ1ヶ月そこそこの会社は、べつにブラック会社というわけではない。

 

同期も上司もいい人達だし、残業はほとんどない。

お菓子を食べながら仕事したっていいし、ちょっとくらいならおしゃべりも許される。

 

 

 

でもなんだか、途方も無い息苦しさがある。

会社が悪いわけじゃないと思う、単に業務が私にアホほど向いていないだけなんだと思う。

あとは社長や取締役の考えが、私に根本から合わないのだと思う。

 

そういうところでやっていくということは、できる人はできるのだろうけど、私には無理だ。

入社二日目に、帰宅すると体が動かなくなった。

通勤電車の中では涙をこらえるのでいっぱいいっぱいだった。

つい昨日、生まれて二度目くらいの過呼吸になった。

あ、こりゃ無理だなーと思った。

 

 

げっそりした顔で仕事に行ってしまうことも多かった。

「目が……死んでるよ……!」と上司から心配されることもあった。

それに、1日だけではあるが会社を休んでしまったこともあった(単に体調不良だったが、早い時期に体調を崩したこと自体がもうアレな気がする)。

そのためか、上司や先輩には私が会社を辞めたいと思っていることはなんとなく伝わっていたと思う。

そんな役に立たない新入社員なのに上司や先輩はやさしくしてくれるので、なんだか尚更会社に行くのがつらかった。

つらかったというか、今もつらい。

 

 

 

話は少し変わるが、私の職種は広告会社の営業だ。

 

ひたすら営業をかけて、ひたすら断られる。

そういう仕事だ。

 

就活をする際に、呪いのような言葉を聞いた。

「文系なら、営業くらいじゃないと取ってもらえないよ」

私はこれを馬鹿正直に信じて、いやこれは事実なのかもしれないけど、とりあえず真正面から信じてしまって、営業職ばかりを受けるようになった。

 

本当は企画職とか、そういったものの方が向いているような気がしていたけれど、就活の序盤でことごとくそういったものには落ちてしまった。

だから尚更、「やっぱり営業じゃないと取ってもらえないんだ!!」と思ったのだと思う。

 

 

こんな書き方になってしまったけれど、べつに営業職の方が企画職より下だとかそういうことは思っていない。

でも書き方としてはそう思われても仕方ない書き方をしているので、同業者の皆さん、不快に思ったらすみません。

 

 

 

とりあえず、私は今営業職に就いている。

これがもう、とことん自分に合っていない。

 

私がやっている分野の営業なんていうのは、まあ人や企業によるだろうから一概には言えないけれど、100人にアタックをしたらやっとひとりから良い反応が返ってくるかどうか、といったようなものだ。

というか、ひとりから良い反応が返ってきたらかなり喜んでいいくらいなものだ。

裏を返せば、だいたい99人、場合によっては100人全員から邪険に断られることだってある。

それがなんというか、こう、きつい。

 

 

慣れるよ、と先輩は言うけれど、いつ慣れるのだろうか。

慣れるまでずっと、こんなことをしなければいけないんだろうか。

そんなことを考え始めたら、もう仕事をやめたくてやめたくて仕方がなくなってしまう。

けれど他の同期はみんな平気そうな顔で営業をし続けていて、私はそんなことにも傷ついてしまう。

 

 

あとは冒頭にも書いた通り、社長や取締役の考え方とも合わない。

これに関しては、そのうちどこかで書くと思う。

今日はなんだか、それについて書く気力が起きない。

 

 

とにもかくにも、私はいろいろなことが限界で、「めちゃくちゃ会社やめたい!!!!」となったので、昨晩上司にLINEでやめたい旨を伝えた(直接言うのが一番いいのだろうけど、人の多いオフィスでは小声でも言うのを憚られた)。

 

それに対する上司の返信が、これまたいつものようにとてもやさしかったので、ちょっとだけ泣いてしまった。